ビジネス雑記

シャープが倒産秒読みか?赤字の原因と2016年の動向に迫る

シャープと言えば世界の亀山モデルという液晶テレビのブランドを作った日本の一大メーカーですが、2015年に倒産危機が訪れて以来、2016年に入っても業績が上向かず下方修正を辿るなど、いよいよ倒産が秒読みという見方が強くなってきました。

素晴らしい製品を世に送り出し、一流メーカーとして新卒が希望する人気企業でもあったはずなのに、どうしてここまで経営が傾いてしまったのか。

気になる原因や2016年中に倒産する可能性に焦点を当てながら探っていきましょう。

衝撃的な赤字額

そもそも本格的にシャープの雲行きが怪しくなったのは2012年・2013年と液晶事業の不信で累計9千億円という巨額の赤字を計上したことが原因です。

2009年にリーマン・ショックで初めて連結損益が赤字になるまでは、健全な経営を行なっていたシャープですが、さすがにたった2年間で1兆円近い赤字は経営の屋台骨を揺るがす事態だと思います。

そこから2015年の3月決算発表では下方修正した中で2223億円の赤字に。

ここからシャープは、経営再建に向けて対策を行うことになりました。シャープは液晶事業に頼りきりな状態で、市場の減少と共に急激な下落を見せてきました。さらに、円安の影響もあり赤字が膨らんだわけです。

シャープが打ち出した施策とは?

赤字体質を脱却するためにシャープが打ち出した施策は融資人員整理でした。

銀行からは2,250億円の融資を得たうえで、3,500人もの希望退職者を募ることに…言葉で言うのは簡単ですが、ハッキリ言ってありえない数値ではないでしょうか?

社員数は国内外のグループ企業を含めて約50,000人にものぼり、社員の生活はもちろん、関連会社や取引先に大きな影響を与えることは否めないでしょう。過度な退職勧告をされる従業員もいるようで、社内は常にギスギスした環境にあるようです。

また、資本金は既に5億円に減少しており、大きな中小企業と言っても過言ではない規模に縮小してしまったイメージしかありません。液晶で天下を取っていたシャープがこんな風になってしまうとは、誰も思い知ることはなかったと思います。

カンパニー制の是非

経営再建まっただ中のシャープは2015年10月から社内カンパニー制を導入して業績の向上を狙いました。今までは1つだった部門を切り分けることによって、部門間で競争を促す効果が見込めるからでしょう。

しかし、社内カンパニー制には責任が明確化になる一方で、情報が隠蔽されやすいといったデメリットがあります。以前、東芝が不正会計で話題になりましたが、それも社内カンパニー制の問題が表に出てしまった例ではないでしょうか。

それでも、シャープが社内カンパニー制を導入したのは、既に液晶事業の切り離しを狙っているからだと思います。現に、台湾の鴻海精密工業が6,000億円という金額で買収を企てていますからね。

今後の収益化が難しい液晶事業にそこまでの金額を出すのは、日本の技術を得ることで事業拡大を狙っているからです。しかし、ここにきて新たな勢力がシャープの買収を阻止する構えを見せています。

技術流出を防げ

シャープの時価総額からすれば6,000円億円という金額は破格です。

しかし、日本の先進技術が海外に流出するのを懸念して、産業革新機構が3,000億円を投じてシャープの支援に回る(経営権を取得)ことを発表したのです。金額は1/2ですが、海外へ技術が渡り、日本が開発するはずだった製品が陽の目を見ないのは考えると、いたしかたないかもしれません。

しかし、株主からしてみれば黙っていられないでしょう。

経済から考えれば明らかに鴻海から買収された方が合点がいきますし、融資をしている銀行側からも同様の声が挙がるのではないでしょうか。

結局のところ2016年に倒産する可能性は?

巨額の赤字で倒産が危ぶまれていたシャープですが、倒産によって会社を精算することは免れると思います。なぜなら、鴻海と産業革新機構による買収か支援が現実的なことが要因です。しかし、シャープ単体での上昇は、ほぼ無理な状態にあることは間違いありません。

買収により社名変更となるか。
産業革新機構から融資を受けて経営を一新するか。

2016年のシャープは選択という2文字と戦うことになるでしょう。

大企業だから安心の時代ではない

シャープのような黒字体質の優良企業でも、数年で転落することは現実問題として考えなくてはいけないと思います。良い大学に入って良い会社に勤めるだけが、選択肢ではないということ。

つまり、自分の力で生活できるだけの稼ぎを得なければ、いつまで経っても会社に依存して生活するようになってしまいます。そんなラットレースから抜け出すにはどうすればいいのか?

会社で身をすり減らしながら働いたとしても、安定した生活が保障されないことを、多くの人が思い始めているのが現実です。そのためには、自分や大切な人を守るために行動しましょう。

あなたの行動が明るい未来を生み出すはずです。

記事へのコメントはこちらへ(メールアドレス不要)

*

Return Top