ネットビジネスでセールスを行うためには、緻密な線戦略で魅力的なプロモーションを見込み客に伝え、成約(成功)を祈るものです。
しかし、なぜそのような手法をとるのか?
それは見込み客との信頼関係が完全に構築されている状態ではないからです。もちろんクロージングが成功すれば問題ありませんが、これからも継続して見込み客に商品を販売したい場合は、それなりの信頼関係が必要になります。
では、他者と差別化を図りライバルを無効化する仕組みを作る考え方について説明していきます。
ブランディングとは?
ブランディングと聞いてすぐ思い浮かぶのはシャネルやヴィトンといったメーカーではないでしょうか?
僕は女性用のバッグに関して無頓着なので、バッグを見て一目で高価なバッグであるか判断することはできません。しかし、シャネルやヴィトンと言った世界的なメーカーのロゴを見れば、価値のあるバッグだと一目で判断できます。
こうなってしまうと、値段は全く関係ありません。
なぜなら、既にブランドに対して絶大な信頼を持っているので、価格を超えた価値を感じているからです。一種のステータスとも言えるでしょう。
つまり、ブランディングが高まるほどライバルと無関係の世界観を作ることができます。さらに、デザインや機能面が充実しているのは既に知れ渡っているので、価格で差別化をしなくても商品を買ってくれるわけです。
ここまでくれば、商品を作るだけでマーケティング戦略はほぼ必要ありません。見込み客がブランドにしか興味を持てない状態になっていますからね。
逆にいえば、この状態を作り出すことがブランディングを高めるということです。
セルフブランディング
セルフブランディングは、あなた自信が自分のブランディングを高めていく方法です。
より良い商品を安価(無料)で提供して機能的価値を証明しながら、あなたの人物像を伝えていけば、共感を得た見込み客がどんどん増えていくと思います。
そのためには、見込み客との対話を通して、あなた自信の魅力を伝えて下さい。
もし、情報発信ビジネスで収益を上げたいと思うのであれば、ブランディングを高めることは非常に大切なことです。あなた自信の魅力が高まれば、ベネフィットを伝えるまでもなく成約してもらえるでしょう。
失敗するセルフブランディング
では、セルフブランディングが失敗するケースについて考えてみましょう。
それでは、あなたが実績もないのに魅せ方ばかりを意識したセールスレターを書いたとします。商品が完売して大成功したかに見えましたが、実は致命的な欠陥のある商品だとしたら…
一度失った信用を取り戻すのはゼロから築くより難しいですからね。ブランディングに失敗してしまうと、信用を失い、あなたの信用は奈落の底に落ちてしまうでしょう。
ブランディング失敗におけるケーススタディ
では、どんな状況に陥るとセルフブランディングに失敗しやすいのでしょうか?
- 強引な押し売り
- プロモーション不足
- 知名度だけを意識している
決して他人事ではありませんが、意識するべき大切なポイントですよね。それでは具体例を考えてみましょう。
押し売りはNG
販売する際に強引に売り込みをするのはNGで、欲しくさせなければいけません。感覚的には「気になったら買ってもいいですよ」くらいのニュアンスで伝えるのが無難です(もちろん魅力は最高に伝える)。
そうしないと、不満を持つユーザーが出てくる可能性があります。これはモンスターペアレンツのようなもので、一種のクレーマーと同じです。押し売りをすることで、このようなモンスターにブランディングを壊されかねません。
プロモーション不足
また、セールスレターを含めて魅力が伝わってないことも考えられます。例えば、プロモーションが不足したままで、いきなり販売をしても売れにくいのは間違いないですよね。
どんなに素晴らしい商品でも、見込み客が存在を知らなければ全く意味がありません。あなたが見込み客に伝えるべきポイントを考えていきましょう。
知名度だけを意識している
セルフブランディングは、良い商品を販売して顧客と密な信頼関係を結ぶことが目的ですよね。しかし、目標がズレてしまい、自分の知名度(露出を増やす)を上げることがゴールになっている人がいます。
これでは何の意味もなく、「危ない人・イタイ人」というレッテルを貼られてしまい、見込み客との継続的な関わりを持つことはできません。
実際のビジネスでも、これらの3要素を守らない人は、あまり信用されていないことが分かると思います。win-winの関係を築けた後に、はじめて信頼が得られるわけですから、見込み客の気持ちを考えてアプローチをしていきましょう。
ブランディングの価値
あなたがブランディングを高めれば、今まで以上に大きな成果を生み出すことができるでしょう。もちろん簡単にはいきませんが、少しでもブランディングを高めるために、どんな差別化ができるか考えることが大切です。
例えば、ネットビジネスで情報発信を行う場合、ブログメディアを通じてオプトインリスト(メールマガジンの読者)を集めていくことが集客の大きな柱になります。
しかし、メールマガジンを発行している人は山ほどいるわけですが、そんな人たちと差別化をするには3種類の価値を高めていく必要があります。
- 機能的価値・・・・性能
- 感情的価値・・・・好き、嫌い
- 自己本体価値・・・キャラクター、理念
この中でブランディングに重要なのは感情的価値と自己本体価値です。なぜなら人は本能的に感情で動く生き物だからですね。
それなら「機能的価値が無くてもいいんじゃない?」
こんな風に思うかもしれませんが、それは間違いで最低限の機能的価値は絶対に必要です。僕たちが情報発信のブログを作る理由は、メールマガジン読者を集めるためです。
しかし、ブログに訪れる訪問者はメールマガジンに登録することなどみじんも思っていないはず。なぜなら面倒だからです。わざわざ役に立つか分からないメールマガジンに登録しても無駄に感じますからね。
だからこそ、あなたが役に立つ情報を読者に提供することから、はじめなければいけません。
例えば、あなたが「よく分かる!コピーライティング講座」という記事をアップして、訪問者が記事を見たとします。記事を見て満足してもらった後に、他の記事でも役に立つと思ってもらうことができれば、メールマガジンに登録してくれるかもしれません。
メールマガジンに登録してもらったあとに、読者からコメントなどがあれば親切丁寧に対応したり、即座に変身することで感情的価値を高めることができます。
メールを送ったのに中々返事がこない人と、すぐに返事がくる人では、後者を好きになることは明白ですよね。
感情的価値が高まった後は自己本体価値を打ち出していくことがポイントです。ブログを運営する大多数の情報発信者に差をつけ「他人とは違うことをアピール」できますからね。
これがセルフブランディングの流れです。
「機能的価値 ⇒ 感情的価値 ⇒ 自己本体価値」の順番を守って、それぞれの価値を高めることで、あなたのブランディングはより良いものになっていくでしょう。
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