自分のPCにあるファイルをサーバにアップロードする際に必要なのがFTPです。他にもメジャーなソフトとしてはFFFTPがあります。
▶WindowsユーザーならFFFTPもおすすめ
今回はWindowsとMacの両方で仕様できるFileZillaの設定方法と使い方を詳しく解説していきます。WordPressを運営するうえで必須のツールと言えますのでさっそく導入していきましょう。
FileZillaのダウンロードとインストール
まずここからFileZilla本体のダウンロードをしましょう(FileZillaClient)。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストール開始です。特に迷うところはないので、そのまま進めて行きましょう。インストールが完了したら、サーバーと接続するためにFileZillaの設定を行います。
FileZillaの設定方法
今回はXserverとwpXサーバをベースに初期設定方法を説明しますので、契約されているサーバーに合わせて読み替えてください。なお、導入しているサーバの運営会社によって細かい設定が変わってきますので注意が必要です。
新規ホスト設定
FileZillaからサーバへ接続するためにサイトマネージャをクリックします。次に新しいサイトをクリックして、任意の接続先名を入力します。それでは以下の必須項目を入力or選択してください。
- ホスト
- プロトコル
- 暗号化
- ログオンの種類
- ユーザ
- パスワード
それではXserverとWpXに分けて、必須項目に何を入れればいいのか解説します。
Xserverでのホスト設定
まずは契約完了時に送られてくる【Xserver サーバアカウント設定完了のお知らせ】というメールを用意してください。メールを開くと以下のような設定が記載されていますので、FTPホスト・ユーザ名・パスワードを控えましょう。
メール中盤にサーバーアカウント情報と書かれた項目がありますので、内容を確認します。具体的には以下のようになっていると思います。これで、ホスト設定に使う必要事項が揃いました。もう一度FFFTPの新規ホスト設定に戻ってください。設定完了メールで確認した以下項目を入力してください。
- ホスト・・・・・・・FTPホスト
- プロトコル・・・・・FTPファイル転送プロトコル
- 暗号化・・・・・・・Only user plain FTP(insecure)
- ログオンの種類・・・通常
- ユーザ・・・・・・・サーバーID
- パスワード・・・・・パスワード
入力が終わったらOKボタンをクリックしてホスト一覧に戻り、接続ボタンをクリックしてください。うまく接続できると、左側に自分のパソコン内のデータ、右側にサーバ内のデータが表示されるはずです。ここまでくれば設定は完了です。もし、接続がうまくいかない場合は記事を読みなおしてもう一度設定してください。接続が完了したら使用方法に進みましょう。
WpXでのホスト設定
まずは契約完了時に送られてくる【WpX 会員登録完了のお知らせ】というメールを用意してください。メールを開くと以下のような設定が記載されていますので、サーバIDを控えましょう。次にWpXでFTP利用を有効にするため管理パネルにログインします。ログイン後、画面左側のメニューからFTPアカウント設定をクリックしてください。
設定変更ボタンをクリックし、間違いがなければ設定変更ボタンをクリックしてください。その際、以下オプションは下記設定で問題ありません。
- 全てのファイル・フォルダにアクセスする・・・利用しない
- 国外IPアクセス制限・・・・・・・・・・・・・制限する(国外からFTP接続をする場合はチェックを外す)
そうするとパスワードが発行されますので、ホスト設定に使う必要事項が揃いました。もう一度FFFTPの新規ホスト設定に戻ってください。
- ホスト・・・・・・・自分のサーバID.wp-x.jp
- プロトコル・・・・・FTPファイル転送プロトコル
- 暗号化・・・・・・・明示的なFTP over TLSが必要
- ログオンの種類・・・通常
- ユーザ・・・・・・・WordPressのドメイン名
- パスワード・・・・・FTP設定にて取得したパスワード
入力が終わったらOKボタンをクリックしてホスト一覧に戻り、接続ボタンをクリックしてください。うまく接続できると、左側に自分のパソコン内のデータ、右側にサーバ内のデータが表示されるはずです。ここまでくれば設定は完了です。もし、接続がうまくいかない場合は記事を読みなおしてもう一度設定してください。接続が完了したら使用方法に進みましょう。
FileZillaの使い方
これでFFFTPが無事に使えるようになりましたので実際の操作について説明します。まずサーバへファイルのアップロード(送信)を行ってみます。
自分のPC内にあるデータをサーバにドラッグアンドコピーするだけです。ファイルがサーバにアップロードされたことがわかると思います。
同様にサーバからPCへファイルをダウンロードしてみましょう。こちらも簡単にできました。
FileZillaの主な使いどころ
FFFTPを主に使用する理由は、WordPress内でphpファイルを書き換えた場合です。phpファイルの書き換えに失敗した場合、WordPressの画面に真っ白になりweb上にサイトが公開されなくてなってしまいます。その場合、正常に動いていたphpファイルをサーバに上書きすることで動作を元に戻すことが可能です。
他にも画像や動画をアップロードしたりすることも自由にできます。
注意してほしいのは対象のディレクトリ(フォルダ)を選択してアップロードするということです。間違ったディレクトリを指定してファイルをアップロードしてもweb上には反映されません。WordPressを扱う際にはアップロードする場所も意識して使うようにしましょう。
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