人の心を動かすのがコピーライティングですが、そもそも自分に関係がないものは、どんなに素晴らしいコピーを作ろうと無意味なものです。
めちゃくちゃ売れそうなコピーができたとしても、対象となるターゲットに興味がなければスルーされるのがオチですよね。そこで、メッセージ性の強いコピーは特定の誰かに向けて書かなくてはいけません。
大勢の人がいる中で、あなたは誰にどんなメッセージを伝えますか?
コピーはラブレターと同じ
ラブレターなんて昔流行りましたよね(笑)
実はコピーライティングとラブレターの本質は全く同じなんです。冒頭でお話したように、大多数ではなく特定の人にメッセージを伝えるのがコピーライティングです。
- 誰に・・・・・・好きな人に
- 何を・・・・・・気持ちを伝える
- どのように・・・メッセージ(手紙)として
こんな風に、特定の人に対してコピーを発信するわけです。もちろんラブレターに直接コピーを載せることではないですが、方向性は同じですよね。
では、もう少し深く掘り下げていきましょう。
自分に関係がなければ心は動かない
たとえば本屋には様々な種類の本が眠っていますが、自分に関係のないと感じる本は絶対にスルーされてしまいます。その最もたるジャンルが自己啓発本などでしょう。
このジャンルは既に欲しい本が決っているわけではなく、目に止まった本を買う人が非常に多いです。それは、欲しい本が明確ではないからです。
そんな人が買う本といえば…自分に関係がある本ですよね。ここで例をあげます。
- 時間管理術
- 気が付くと定時前になっているあなたへ
これを見た時どう思いますか?
本の内容が同じでも訴えかけている人が違います。上の例では管理職の人や常にスケジュール管理をきっちりしている人しか興味が沸かないかもしれません。
しかし、下の例であれば「自分のことだと思い、はっ!」という衝動に駆られる人が増えそうじゃないですか?
コピーライティングはこの視点が非常に大切です。集客に成功しても、その人たちが何に反応するのかわかりません。だからこそ、当事者意識を持たせてあげることがポイントです。
しかし、実際には個人宛にメールを送ることは難しいでしょう。そこで、大多数が揺れるようなメッセージを伝える努力が必要なんですね。
他人事じゃダメ
コピーライティングで大切なことは特定の人に向けてメッセージを送ることでしたが、より強く意識すると「ふーん」ではなく「あーわかる!」というレベルにまで落としこめるといいですね。
「ふーん」で終わってしまえば他人事で終わってしまいます。
あなたがDMを送る時でも、相手にDMだと思われると開封されないですよね。そこで読ませるためにはタイトルを工夫したり「あなただけに送る手紙」という意識を持つようにすることが大切です。
相手の気持ちを理解する
他人事で終わらせないためには相手の気持ちを理解して共感を得ることが最も効果的です。人の心を動かすことは共感を得ることでもありますからね。
刺さるコピーを作るには相手を知ったうえで自分を知る。
このようにして、どうすれば「自分に関係性が高い」メッセージなのかを伝えていくようにしましょう。あなたも相手の心を動かすようなコピーを作って、どんどんアウトプットしてみてください。
きっと、びっくりするような素晴らしいコピーに巡り会えるはずです。
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